『楽器』『かまち』の滝口悠生、本谷有希子と共に芥川賞。 [芸能]
日本文学振興会は19日、『第154回芥川賞・直木賞(平成27年度下半期)』の選考会を東京・築地「新喜楽」で開き、芥川龍之介賞に滝口悠生氏の『死んでいない者』、本谷有希子氏の『異類婚姻譚』の2作品を選出。直木三十五賞は青山文平氏の『つまをめとらば』に決まった。
引用)オリコン
今年も芥川賞などが決まったようですね。
芥川賞を受賞されたのは滝口悠生さんと本谷有希子さんでした。そんな2名の今までの作品の評判を調べてみました。
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<滝口悠生>
1982年生まれ。
早稲田大学出身です。
ただし入学後3年ほど経って中退したそうです。
そんな滝口悠生さんは『楽器』という作品で
新潮新人賞小説部門を受賞されました。
滝口悠生「楽器」、写真を撮るために歩き回っている人の中でも一歩進むごとに風景が変わることに注意を向けて写真を撮っている人にはうんうんあーあーとなる小説だと思いました。地図の中に体があるんじゃなくてその風景の中に体がある感じ。「心でシャッターをきる」人が読んでおもしろいかどうかはわ
— Shin YAMAGATA 山方伸 (@blepharismatter) 2015, 10月 16
2014年には『寝相』で第36回野間文芸新人賞候補。
滝口悠生さんの『寝相』をヨムヨム。体験する事もできないし、理解する事もできないけど身近にあるもの。死というものを情景的に見せられた気がする。気配がある。とても面白かった。
— たつみ@読書中 (@book1942) 2015, 12月 4
2015年には『愛と人生』で第28回三島由紀夫賞候補、第37回野間文芸新人賞を受賞しました。
滝口悠生さんの『愛と人生』、本当におもしろい小説です。『群像』に掲載されたときから、じんわりと好きでした。https://t.co/YLzB0AN2vA
— 岩川ありさ|IWAKAWA Arisa (@ari198055) 2015年11月6日
この『愛と人生』には短編小説の『かまち』も収録されています。
【本】滝口悠生「かまち」(『愛と人生』)。〝落語小説〟とでも呼びたくなる短編。近所に住む伊澤さんは、寄席通いが好きだったけど病気で行けなくなった旦那のためにと見よう見まねで落語を始め、旦那亡き今は頭がぼけて毎日玄関のかまち(框)の高座で出入りする猫かあるいは誰にともなく話をする。
— ゆらゆら (@yuurayurari) 2015, 5月 6
滝口悠生「かまち」を読む。他人の変な所って実は自分も持ってたりするもんだねって話。短編なので、直ぐ二回読めた。「高田山は勝った」ってやつも面白かった。滝口の文章だけ明らかに読みにくい。
— shiawaseichir02 (@shiawaseichir02) 2013, 3月 16
滝口悠生『愛と人生』(講談社)所収の「かまち」よかった。最後の一行も粋な終わり。(続編の「泥棒」も面白かったけど、そっちはストーリーがありすぎる感じ。)
— 清太郎/seitaro (@seitr) 2015, 11月 10
そんな『かまち』の続編となるのが『泥棒』という作品です。
滝口悠生氏の新作「泥棒」(群像十一月号)を読む。「かまち」(群像二〇一三年四月号)の続篇。“犬猫亭つばき”や“熊”。“道彦くん”は大学五年生になってた…(笑)。“不穏さに向ける視線”に備わる“慣れだとか距離感だとか”。深みのある快作。「かまち」と一緒に読むと面白さはさらに増幅。
— JUNGLE-six (@jungle_six) 2014, 10月 16
そして今回芥川賞を受賞した『死んでないもの』
滝口悠生さんの『死んでいない者』は、本当に素晴らしい作品で、誰かが聞いたことと聞かなかったこと、記憶していることと忘れてしまったこと、生と死が入り乱れて、この地上に奇跡的な、未曾有の音楽を慎ましく奏でるもので、大江健三郎や古井由吉だけが成しうるような、本物の小説だと思う。
— 杉田俊介 (@sssugita) 2016, 1月 19
本物の小説、そこまで言わせてしまうのはすごいですね。
興味がそそられます。
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<本谷有希子>
1979年生まれ。
演出家や女優さんや声優さんなどもこなされている
非常に多才な方です。
MCを務めた『本谷有希子のオールナイトニッポン 』などの番組を持っており
すでにご存じの方も多かったのではないでしょうか。
『生きてるだけで、愛。』で第135回芥川龍之介賞候補となりました。
生きてるだけで、愛。何回読んでもいいな
— きょうこ (@Kyokonantoka) 2015, 8月 3
『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』が第18回三島由紀夫賞候補に。
『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』 本谷有希子の女同士のエログロドロドロ劇はやっぱ面白いなあ。
— cinema_memo (@cinema_memo) 2014, 11月 28
家族のなかにある、逃げられない憎しみ。それぞれの愛はどこにあったのだろう、と。憎しみと愛は正反対ではないのかもしれないと、ふつふつと。エンドロールにチャットモンチー。愛はからっぽだった?腑抜けども、悲しみの愛を見せろ。
— 美咲 (@fishes_mee) 2015, 1月 18
『あの子の考えることは変』で第141回芥川賞候補となりました
心細くて仕方なくて道行く全然知らない人でもいいから一緒に酒を呑んで意識がなくなるまで騒いでほしい、と思ってしまう。逆に人間が鬱陶しすぎて全員なんのために生きてんの?と思えてたまらない時もある。(あの子の考えることは変/本谷有希子)
— じゃぐちbot (@kraan_bot) 2015, 9月 22
「あの子の考えることは変」本谷有希子。もー、この人、ほんと凄すぎ。奇人ぶり、変人ぶりのリアルさとか、疾走感はもちろんすごいけど、何だかんだでキッチリ構成され切ってるところもすごい。振り切れてる2人の女子の気持ちも隅から隅まで分かるし。お芝居観に行きたいなあ。
— yukiko (@anemone_1023) 2015, 11月 10
2011年、小説『ぬるい毒』で第24回三島由紀夫賞候補、第145回芥川賞候補、第33回野間文芸新人賞を受賞しました。
本谷有希子『ぬるい毒』
流れる水のような本だった。湧き出たばかりの清水から、ねばついたローション、血の朱が滲んだ透明まで、雰囲気を変えつつも一環して私の横を静かに流れて行った。
http://t.co/3zvIedGGXI
— Biblo (@BibloSFC) 2015, 9月 19
本谷有希子さんの「ぬるい毒」読了しました!
好きな作家さんがおすすめ本として紹介されていたから読んだんだけど、、
異性と関わるときの嫌な緊張感が流れ込んできて、不安な気持ちにかられた。
主人公の考えに共感できるところが多かった。
133ページという短さなのにすごい...!
— あや@読書日和 (@milcocoa32) 2015, 12月 1
こうみると本谷有希子さんは
いろんな作品が結構候補にノミネートされているんですね。
そして今回芥川賞を受賞した『異類婚姻譚』です
本谷有希子『異類婚姻譚』読んだ。以前にも、そして今回も思ったのだが、この人は、これをこう書けば面白くなる、ということが分かっていて、それを書いた上でさらに「ほら、面白いでしょ!」と叫んでしまう、その声が私には大きすぎるのだ。差配は上手だし人物の名付けもよいが、乗れないのだ。
— プミ (@pumi1998_2014) 2015, 12月 22
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どの作品も読んでみたくなりますよね。
今後のお二人の活躍にも期待していい作品を出して欲しいですね。
以上
『楽器』『かまち』の滝口悠生、本谷有希子と共に芥川賞。
でした。
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